転職のきっかけ
大学卒業後に地元に戻り、不動産仲介会社に就職しました。賃貸物件の営業担当を経て店舗責任者となり、新規店舗の開設やマネージャー業務を経験。その後、広報、採用や育成責任者を務めていました。営業から店舗運営、広報、採用育成と仕事の幅も広がり、責任とやりがいを感じながら仕事に励んでいたのですが、夫の東京への転勤を機に会社を辞めることになりました。退社はしたものの、こと採用業務には思いも強く、今でも当時採用した社員の方たちから便りをもらうと、目頭が熱くなるほどに嬉しさを感じます。採用の仕事が好きなのだな、と思います。転居後、再就職先を探し始めたのですが、採用の仕事にやりがいを感じていたため、また採用担当として働きたい、これまでのキャリアを活かしながら働きたい、と願いながら探していました。そんな折、NTTアーバンバリューサポートに出会ったのです。当社では、新卒採用を始めたばかり。できれば採用業務経験のある、さらには不動産業の経験のある人材を探していました。私のこれまでのキャリアが活かせると思い、迷わず応募し、採用となりました。
現在の仕事とその魅力
入社後の配属は希望通り人事部の採用育成担当。これまでのキャリアもあり、会社が異なるとしても力を発揮できるだろう、と、ある程度の自信はありました。けれども、実際に仕事を始めてみると、これまで通りとはいかない面もありました。採用のためには、まず、当社のことを就活生に伝えなければいけません。当社の事業や業務の内容、これまでの歴史や今後のビジョン、社風、価値観など会社の全容を捉え、そのうえで自分の言葉として伝えることが必要なのです。前職であれば現業も経験していたし、言葉に重みがありました。入社したばかりの当社ではまだ知らないことも多く、どこかしら自信のない話しぶりとなってしまう、そのことに悩みました。前職で自身が担っていた“コーポレートスタッフ”に求められるものの大きさに転職してみて改めて気づいたと言えるのかもしれません。また、これまでとはターゲット層も異なり、採用活動における手法の違いに戸惑うこともありました。採用担当としてのキャリアがあるだけに、十分に力が発揮できないことに忸怩たる想いもありましたが、社員の方は皆さんとてもあたたかく、仕事に真摯に取り組む方ばかり。できるだけ多くの皆さんからお話を伺って当社についての知識を吸収し、仕事に対する思いを共有することで、本来の自分らしさを発揮できつつあるように思います。
入社してよかったと思うこと
再び担当したいと思っていた採用業務を担えていることが、なにより私の喜びです。一方で、内定をお伝えした学生さんから「御社に入社を決めました」という言葉を聞くと、その方の人生の大きな岐路に関わることの責任の重さも感じます。同時に、会社の礎は人であると考えると、当社の未来を左右するような重要な仕事を担っていることの責任の重さもひしひしと感じます。当社は成長の次のステージに向けて新卒採用を始めたばかりです。2019年4月に新卒採用一期生を迎え、新入社員として育成中。彼らの成長がこのあとに続く二期生、三期生の育成に、もっと言えば、この会社の未来に大きく影響します。育成担当としても、やりがいを感じています。
これからへの思い
少子高齢化の加速や働きかたに対する価値観の変化、ICTの進化などにより人々の生活のありようも大きく変わろうとしています。不動産業界においては、新築ビルが林立する時代から既存の建物をいかに長く活かし続けるか、建物を単体としてではなく、いかに街の一部へとつないでいくかが重視される時代になるのではないかと思っています。NTTもグループとして地域ごとの街づくりに貢献していく方針を打ち出しており、当社の事業である不動産管理―プロパティマネジメントの仕事の社会的意義も、またグループでの役割も増していくのだろうと思うのです。
新たな職場で会社の未来につながる仕事に携わることができること。当社の未来を切り拓く若い力と出会えること、その成長を支えられること。その喜びを噛みしめながら、私も当社の一員として彼らに負けないよう前に向かって自分を成長させていきたいと思っています。
