WORK 開業前PM
| 開業前PMとは | 開業前PMに求められるもの | ある社員の一週間 | 主な担当物件 |
開業前(開発、設計段階)から運営管理の視点で図面をチェック、運営・管理仕様を決定、各種規則を策定、維持管理に関する協力会社の選定など幅広い業務を行います。
開発段階から開業後を見越した高度な見識と、社内外多方面の関係者との調整力が求められます。また、社会情勢や最新技術に関する知識など、時流や未来を先読みする感度も必要です。
我々の仕事は、
チームで成果をあげるもの
-
開業前PMが第一希望だったそうだけど、仕事はイメージ通りだった?
-
業務範囲の広さが思っていた以上でした。ただ、まだ一度も現場に入っていないので、具体的にイメージできていません。
-
コロナですっかり予定が狂って、会議と資料作成の毎日だったからね。でももうすぐ仙台の現場に入れるよ。
-
はい、それがもう楽しみで。これまで5つのプロジェクトすべての会議に出させていただいて、それぞれが違うフェーズだったのでなんとなく開業前PMの流れは把握できたように思います。議事録を担当するようになってからは、細かいことも調べながら少しずつ分かるようになってきました。
-
「何が分かっていないのか」をしっかり整理して質問してくると、みんなほめてたよ。次のステップは、プレゼンや関係セクションとの調整業務だね。直接相手の顔や雰囲気を見ながら、どうやって相手に情報や意志を伝えて調整を図っていくか。
-
はい。正直そこは苦手意識があります。以前課長に、自分は何もプロジェクトに貢献できていないとお話したら、「我々の仕事はチームで成果をあげるものだから、会議に参加して一緒に検討したり発言するだけで全体に貢献しているんだ」と言っていただきました。それで、仕事に向かう気持ちが変わりました。
すべての開発に横断的、
継続的に関わる
-
今は、トレーナーと一緒に仙台と大阪の御堂筋プロジェクトの2つを担当してもらってる。御堂筋の管理運営計画書は一人でまとめているらしいね?
-
はい。仙台のときに先輩と一緒に作成したので、御堂筋では自分なりに見やすさを工夫して作成しています。これが開業後の運営ルールになるのだと思うと、身が引き締まります。提出先であるNTT都市開発(UD)の方とのやり取りが増えてきたので、いつまでも新人という立場に甘えてはいられないなと。
-
次のフェーズでは協力会社さんとのやりとりも始まるから、なおさらだね。今はまだ一人で任される仕事は少ないけれど、タスクの一つひとつをスケジューリングして、すべて自分ごとととらえて臨んでほしい。2年後にはプロジェクトの中心に立つんだという気持ちで。
-
ありがとうございます。今日初めて緊張してきました(笑)。竣工はずっと先ですが、そこにどんな達成感が待っているのか想像できません。
-
計画段階から関わって開業まで見届けられるのが、この仕事の醍醐味だよ。それと、開業後はPM担当に管理業務を委ねるわけだけれど、彼らからあがってくる「お客様の声」や「不具合・事故などの事象」などをまた次の開発に活かすのも我々の重要な任務。特に発注元であるUDはプロジェクトごとに担当者が違うので、我々が横串的な存在として継続的に関わり続けることが大切なんだ。
-
開業したら終わり、ではないわけですね。今後はICTなどの技術革新にも関わることになりそうですね。
-
そう。5Gなど通信技術の進化で、ビル管理は大きく変わる。ICT技術でいかにビル管理を省人化するかが喫緊の課題だ。特に清掃や警備のような現業業務はなり手が少なくなっていくので、ICT化を急がないと。ポストコロナも究極は省人化だと思う。
-
先日もそのディスカッションのファシリテーターをやらせていただきました。この課題こそ、僕たち若手がどんどん前に出て進めていくべきだと思いました。
-
アーバンソリューションズグループが発足して、UDの開発は加速度的に進む。我々の業務の難易度もあがるだろう。従来のやり方にとらわれず、つねに新しいアイデアや技術の発掘に取り組んで行かなければ。これからも頼んだよ。
-
はい、がんばります!