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PEOPLE 設計コンサルティング

首都圏第一事業部 建築グループ 首都圏建築設備担当 増田 智美

新しい時代を迎えたオフィスデザイン。BIM(3D CAD)を駆使してお客さまと一緒に創りあげていく。

新オフィスのプランニングから引越しまで全工程を担う。

大学で芸術学を専攻していた私は、大学卒業後も美的感性・芸術的なものへの純粋な憧憬や傾倒を自分のなかで大切にしつつ、一方で実用的な物への芸術性の投影にも魅かれ、インテリアコーディネーターや二級建築士の資格を取得。現在はオフィスデザインの仕事をしています。

具体的には、当社が管理するビルに入居を検討されているお客さまのご要望を伺い、打合せを重ね、カスタマイズしたオフィスプランを作成。什器の種類や配置、内装デザインまでプランしてご提案します。決定後は、施工担当者との打合せから移転スケジュールの作成、引越しの立会いまで、新しいオフィス空間の完成とご入居までの全工程を通貫して見届けます。

ときには、まだ入居を決めかねているお客さまのもとに、リーシングの営業担当者とともに伺うこともあります。私が考えたプランが、入居を決断していただくキーなることもあり、とても重要な役割だと思っています。 

従来のオフィスは、面積と入居人数でほぼ決まると言っても過言ではない、画一的な個性のないものでした。デスクのサイズと並び方、ロッカーや打合せスペース、応接スペース、役員室を配置し、ほぼ確定、そんな時代がありました。けれども今は、お客さまのオフィスデザインへの関心は非常に高く、感性と個性、同時に先進的な技術への知識など、デザイナーに求められるものは従来とは比べものにならないほど多大です。お客さまのご要望をくみ取り、そのご要望を超えたご提案ができるよう、日々勉強を怠ることはできません。

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BIM(3D CAD)で実現するリアリティあるプレゼンテーション。

最近ではBIM (ビム、Building Information Modeling)を駆使して、お客さまによりリアリティを感じていただけるご提案を試みています。BIM は、簡単に言えば建築物の3次元モデル(3D CAD)を制作するツールです。ご提案するオフィス空間を、間仕切りなどのレイアウトだけでなく、什器や内装などの情報も一緒に3次元で立体的に再現することができ、さらには、空間内の視点の位置を自由に変えて、細部まで画像をお見せすることができます。この席からは室内はどんなふうに見えるのか、通路の幅はどのくらいなのか、机のサイズを変えるとどうだろう、壁や床の色を変えると雰囲気はどう変わるのだろう…。お客さまの目の前で3次元モデルを操作することにより、こういった数々の「もし」をすぐにお見せすることができるのです。(従来のようにスケッチでお見せするとしたら、何枚、何十枚と大変な枚数のスケッチを描かなければなりません。)

BIMを使うことで、お客さまはよりリアルに、これから創ろうとするオフィス空間をイメージすることができ、俄然、瞳の輝きが変わります。検討はより具体的なものとなり、また、楽しいものになります。さらには、BIM上に表現されるものは実際のイメージと非常に近いため、施工後の「プラン時に描いていたイメージと違う」という行き違いも最小限にとどめられます。

優れたオフィスデザインは、ワーカーの皆さまの働きやすさに直結し、優れたオフィスデザインは企業の生産性や創造力を高めます。また、企業のカラーを具現化するものでもあります。「どの会社に行っても、オフィスはみな同じ」という時代はいまや過去のものとなり、オフィスはその個性を発揮し合う時代となりつつあります。好奇心と探究心をもってさらに多くのことを学びながら、新しいアイディアと方法で、お客さまにより喜んでいただけるご提案をしていきたいと思っています。

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