
商業PMとは
館の円滑な運営・来館者数増加・店舗の売上向上という目標に向かい、商業テナント様の一番近くで寄り添い、頼れる存在として日々の対応を行います。また、商業施設への来館者の特徴やエリア特性等を捉えて、販売促進施策の企画・運営も行います。
協力会社や近隣地域の方々も含めると関係者は非常に多く、対話力と調整力、企画・提案力が求められます。トレンドに敏感であることも重要です。
商業PMに求められるもの
それぞれの想いと経験を携えて、
「WITH HARAJUKU」に挑む。
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前任者が相次いで産休に入ることになり、入社2年目の山本さんと新入社員1名が6月に、入社4年目の私が7月に配属されて、WITH HARAJUKUに新メンバーが3人! 引継ぎもたくさんあって、怒涛の数ヶ月だったね(笑)。
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そうですね。新メンバー3人の配属が、ほぼ同時期だったのには驚きましたが、あこがれだったWITH HARAJUKUに携われていることに、毎日ワクワクしています。髙橋さんは、ご異動前は、田町にあるグランパークで3年間商業PMをされていたんですよね?
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うん。グランパークの商業施設はオフィスビルの低層階、1階と地下にあったので、来店される方はビルのオフィスワーカーか近隣の方がほとんど。商業施設としての規模は小さかったけど、テナント様対応の他、リーシングや契約、イベント運営など幅広い業務を経験できてスキルアップになったと思うし、やりがいもありました。山本さんは、TRAD目白だったよね。
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はい。WITH HARAJUKUと同じように駅前にあって、全館が商業施設。食料品店と飲食がメインだったので、ご利用者の大半は近隣に暮らす方たち。地域の方に愛される存在であることを誇らしく感じていました。
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WITH HARAJUKUは2020年に開業して今年6月に5周年を迎えたばかり。人気ショップだけでなくホールやイベントスペースもあって、原宿駅前と竹下通りをつなぐ施設として新しい人の流れまでつくりだした。曜日や時間を問わず、さまざまな年代や国籍の人が行き交っているよね。
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毎日圧倒されています。インバウンドの増加などで、きっとこの先、来館者の数はますます増えていきますよね。幅広い年代、国籍の方に、より魅力的で過ごしやすい施設になるよう、しっかりとした運営を心がけていきたいです。


多くの関係者との信頼関係が、
商業施設の進化を後押しする。
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管理事務所のメンバーは館長と私たち3人。主に私が「販促担当」としてイベント調整やSNS・HPの運営などを通して集客とブランディング向上を図り、山本さんは「PM担当」としてテナント様対応と各店舗の売上状況の分析。担当は違っても、館やテナント様の円滑な運営・売上向上という目標は同じ。お互い初めての業務もあって、いつも相談しながら一緒にやってきたね。
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2ヶ月の引き継ぎ期間で月単位のルーティン業務までは把握できましたが、商業施設には年間行事がたくさんあるので、その後は手探りでした。施設の規模が大きい分関係者もとても多くて、「この件は、どの関係者から対応していくべきなのかな?」「相手の方によって意見が違うね、どうしたらいいんだろう?」って毎日のように議論してきましたね。
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館長はもちろん答えをご存知だけど、まずは自分たちで考えてから相談してみて、って言われて、本当にあれこれ、たくさん議論したよね。教えていただいた方が早いのにな、と思わなくもなかったけど、たくさん考えたからこそ理解が深まったし、お互いの動きも把握しあえるようになって、何かあってもすぐにカバーし合えるようになれた。
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その安心感はすごくあります。それぞれの担当者が主体性をもって自分の仕事に取り組みながらも、チームのメンバーが互いに相手の仕事や考えを理解し合い、カバーし合えることがチーム力なんだ、と実感することができました。まだまだ髙橋さんに頼らせていただくことばかりですけど。
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全然そんなことないよ。山本さんはTRAD目白を経験しているからイベントの企画・運営でも頼りになるし、SNSのこととか私より詳しいし!(笑)。
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私たちはテナント様から教わることも多いですよね。イベントでの人の集め方や空間の使い方など、企画・運営側の私たちよりテナント様の方が精通していることも多くて、プロの意見としていつも参考にさせていただいています。
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その点は、商業PMならではの学びだよね。テナントの皆様はもちろんのこと施設のオーナー様や防災センター、さまざまな協力スタッフの方たちと一緒になって、館を地域の方や遠方から来てくださる方にも愛される施設にし続けていくのが私たちの役目。最近になって、開業からこれまで5年かけて先輩たちが築き上げてきた館の魅力や、地域の方・来館される方の館への愛着を、私たちがさらに進化させるんだって思うようになった。
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同感です。そのために必要なのが、関わる皆様との信頼関係ですよね。館長がよく私たちに「頼まれたら、まずは受けとめろ」とおっしゃいますが、これは何でも無条件に引き受けろという意味ではなく、ご要望の本質をしっかりと見極めて、まずはお応えしようとすること、仮にご要望どおりにお応えできないとしても何らかの解決策を探そうという意味。労力がかかるかもしれませんが、そうすることによって相手の方からの信頼は高まる。相手の方にお応えしようとする、その姿勢が大切なのだと感じています。
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先日「原宿クエスト」が開業して、原宿エリアに関わるメンバーが増えたね。担当する施設を超えての情報共有なども活発で心強いね。みんなで力を合わせて、私たちらしい街づくりを進めて行こうね。
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はい、これからもよろしくお願いします!







